毎年4月はパーキンソン病月間 Parkinson’s Awareness Monthとされています。
なかでも、4月11日は、ジェームス・パーキンソン博士の誕生日とされており、世界パーキンソン病Dayと定められています。
現在、世界中で最も早い速度で患者数が増加している神経変性疾患がパーキンソン病といわれています。
全米では毎年6万人の方が新たにパーキンソン病の診断を受けていると報告されています。
今年のスローガンは”Future of PD”です。将来、パーキンソン病の患者さんがいない世の中をつくりだすために。
「すべての人々がパーキンソン病の方々の未来のために行動を起こしましょう。それは、パーキンソン病とどのように付き合っていくのか自分自身の未来について学ぶことでも、パーキンソン病の方がいない世の中を作り出すために協力することでも、ともに変化を起こすことが出来る.」と述べられています。
我々の起こす1つ1つの小さな行動が、将来大きな変化(パーキンソン病に罹患される方がいない世の中)を生み出す第一歩になるという意味でしょうか。
この”Future of PD”、パーキンソン病の方はお一人、お一人、症状も違えば、重症度も違います。そのため、適した治療法もそれぞれ異なります。
将来、どのような事が起こりうるのかを見越しながら、現在のその方にとって最適な治療選択肢、リハビリテーション、生活アドバイスをご提供できればと思います。
Future of PD
Help us create a future where no one lives with Parkinson’s disease
April is Parkinson’s Awareness Month. This year, we want everyone to take actions to impact the future of Parkinson’s disease (PD). Whether that means learning how to navigate your own future with Parkinson’s or helping us create a world without PD, together we can make a difference. (Parkinson’s foundationのページより)
そんなパーキンソン病とチューリップの関係とは?(当院2018年の記事より)
オランダの園芸学者であるJ.W.S Van der Wereldは、パーキンソン病を患っていました。
1980年、赤と白のチューリップを発育しましたが、”パーキンソン病”の名前の由来となったジェームズパーキンソン先生(英国医師)を称え、
そのチューリップに“Dr. James Parkinson’ tulip”(ジェームズパーキンソン先生のチューリップ)と名前をつけました。
2005年4月11日の世界パーキンソンデーに、このチューリップをパーキンソン病のシンボルにしようと決定されました。
現在、数々のパーキンソン病関連の学会や学術誌などで、パーキンソン病のシンボルマークとしてチューリップは使用されています。
当院でも数年前から、チューリップを育てるようにしています。
# FutureOfPD
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佐賀県嬉野市の樋口病院
専門医による脳神経(頭痛、パーキンソン病、認知症など)の治療や、生活習慣病などの一般診療まで
~脳神経内科・内科・小児科・循環器内科・消化器内科・耳鼻咽喉科・整形外科・リハビリテーション科~
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