睡眠はその質も量も、ともに心身にとって重要です。

睡眠は、生活習慣病とも関連し、不眠はうつ病の原因にもなり得ます。

睡眠不足や日中の眠気が原因の、大事故は度々ニュースでも取り上げられています。

睡眠を寿命の観点からみてみると、

男女ともに、1日6~7時間睡眠する人が最も長生きで、7時間より短くても、長くても、寿命が短いとする報告もあります。

また、加齢、アンチエイジングの観点で睡眠をみてみると、睡眠によって成長ホルモン(GH)が分泌され、それはもちろん成長期の身体成長にも重要ですし、脂肪分解やたんぱく質合成なども調整してくれています。加齢に伴い、GHの分泌量は低下し、GHが足りないことで、骨密度や皮膚のうるおい、気力の低下やQOLの低下にもつながります。その他、メラトニン(別名;睡眠ホルモン)やセロトニン、エストロゲンというホルモンも睡眠と加齢に関係しています。また、寝る前のスマートフォンから発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制し、睡眠の質の低下と身体への悪影響を及ぼすと言われています。エストロゲンも、女性の方で分泌が低下された後も、補充することで、睡眠の質も改善すると報告されています。

睡眠は、健康、寿命、アンチエイジングなど様々なことと、大きな関わりがあります。

Sleep 2010;33: 1363-702., Anti-aging medicine 2016;12:74

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