睡眠時無呼吸症候群 (SAS：サス)とは、睡眠中に気道が閉塞することによって、空気が通らず、無呼吸が頻回に起こり、
その結果、睡眠が障害されてさまざまな症状が現れる疾患です。
無呼吸のため十分な睡眠がとれず、日中の眠気、集中力低下や活力喪失などの症状が起ります。
こういった睡眠時無呼吸症候群を持った方が引き起こす事のある、交通事故や災害事故との関連から社会的にも問題になっています。
また、独立した動脈硬化危険因子であり、高血圧、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの合併症の発症に関連することも報告されています。
高齢者の13－31％にSASがあると言われています。
今後も更に増加傾向にある重要な病気ですので、気になる場合は、早期の受診・検査をお勧めいたします。
Am J Respir Crit Care Med 1998; 157: 144-148より
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佐賀県嬉野市の樋口病院
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