「抗加齢」、老化することに抗うこと、それをアンチエイジングと呼びます。
歳を重ねることによって起こりうる負の現象に対して対策すること、何歳からでも可能だと思います。
そういった、アンチエイジングにとっても、睡眠の質は重要です。
一方、加齢に伴って自然に睡眠の変化も起こってきます。
平均睡眠時間も加齢に伴って短くなってきます。それに加えて、寝ようとベッドに横になっても、なかなか眠らず、実際に眠っている時間は短い、
入眠までの時間がかかるようになる、何度も夜中に眼が覚めるといった風に変化してきます。
また、睡眠障害としての、睡眠時無呼吸症候群も、有病率は、60歳以下では3％程度であるのに、60歳以上では45～62％と報告されています。
加齢に伴って喉などの支持組織が弱くなり、上気道が細くなりやすくなるためです。
いびきをかく人は中高年男性の約60％と言われ、そのうち、睡眠時無呼吸症候群の方は15％～25％程度と推測されています。
ご家族の方にも、ご自分が寝ている時に、いびきがどうか、息が止まっていることはないか？などお尋ねしてみましょう。
Anti-aging medicine 2016;12: 74
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佐賀県嬉野市の樋口病院
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