もし、栄養を摂れない飢餓状態に陥った場合、我々の身体は、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲン(ブドウ糖からなる)をエネルギーとして利用します。それは1日程度しか持ちません。その次には、脂肪やたんぱく質を分解して、エネルギー源として利用します。

食事量が少ないと、脂肪や筋肉の分解が進み、身体のたんぱく質が25%~35%失われると命に関わるといわれています。

栄養状態を評価する場合、身長、体重、体脂肪率などの測定に加えて、血液のデーターも参考にします。

代表的なものに、血清アルブミンというものがあります。

これは、アミノ酸の供給源になるもので、過去の平均的な栄養状態の評価に適しています。そのため、栄養摂取量が改善してもすぐには上昇しません。

より短期的な栄養評価には、プレアルブミンなどというものを使用します。

アルブミン値が低い人は年代が高い者により多いと報告されています。健康診断などでもアルブミン値という項目があると思います。

肝臓の状態や炎症など、様々な要因で変化しますが、一度参考までにご覧になってみてください。

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佐賀県嬉野市の樋口病院
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