パーキンソン病の方で胃腸の症状でお困りの方は多いものです。
その内、下腹部(腸)の代表的な症状である便秘は7割~8割の方に認めるとも報告されています。
「便秘」の定義は実は色々あるのですが、慢性便秘症診療ガイドライン 2017においては、
「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と述べられています。
国際的に使用されるローマ分類での便秘の定義には項目がいくつかありますが、「排便回数が週に3回未満」もそのうちの1つです。
特に何も病気がなくても、便秘は若いうちは女性に多いのですが、歳を重ねるにつれて、男女ともに増加していきます。
便秘は生活の質に大きな影響を及ぼしますし、パーキンソン病の方にとっては、薬物の治療効果にも影響を及ぼすことから
決してほっとけない症状ということになります。食べ物は口⇒食道⇒胃⇒小腸⇒大腸⇒出口へと進んでいきます。
胃から小腸への流れが悪くなると、治療のお薬の吸収が遅れ、運動症状に悪影響を及ぼします。
また大腸から出口への流れが悪くなると、腸閉塞(イレウス)や悪性症候群といった生命にかかわる状態になってしまう場合もあります。
たかが便秘、されど便秘!
便秘の治療もとても大切です。
Mov Disord 2008; 23 : 1065―1075.
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佐賀県嬉野市の樋口病院
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