筋肉にとって大切なタンパク質。タンパク質は“アミノ酸”が複雑に組み合って、出来ています。アミノ酸にも様々な種類があり、体内で作り出す事の出来ない“必須アミノ酸”と、逆に体内でも作り出す事の出来る“非必須アミノ酸”に分けられます。

必須アミノ酸を摂取するには食品やサプリメントで補う必要があります。

今回は、そのアミノ酸と身体機能について。

身体機能が低下した高齢男女95人を対象に、11種のアミノ酸を混合したサプリメント12gを3か月間補給し、歩行能力や筋力を比較した研究において、アミノ酸補給群では歩行能力が改善し、筋力の増強を認め、高齢者へのアミノ酸の経口投与は、歩行能力、筋力向上に効果があることが示された報告があります。

また、より摂取したタンパク質を筋肉につなげるには、効率的なアミノ酸の構成成分を考えることが重要ですが、その中でロイシンという成分が注目されます。

日本人に対して、ロイシンを多く含んだサプリメントと、筋トレなどの負荷運動を組み合わせた研究もあります。

①運動のみ(週2回のトレーニング)、②運動とロイシン高配合したアミノ酸サプリメントの組み合わせ、③ロイシンサプリメントのみ、④通常の食事、生活の4つのグループにおいて、②運動とサプリメントの組み合わせたグループにおいて高齢女性の筋量、歩行速度、筋力が改善していました。

ロイシンは肉(豚、鶏、牛)、乳製品、豆類、魚介類などに豊富に含まれています。

若年、高齢者ともに、運動中にタンパク質を補給することが、筋肉量と筋力の増大を促進するという事が推奨されています。

歳をとってからの“筋トレ”“食トレ”など、実際にどうするのがより良いのか、取り組んでみたいと思います。

J am Med Dir Assoc 2012; 13: 720、J am Geriar Soc 2012; 60: 16、Am J Clin Nutr 2012; 96: 1454より

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