顔面神経は、顔の動きを支配している運動神経ですが、ほかに、味覚や涙の分泌もつかさどっています。

顔面神経麻痺は、小さい子供から成人まで起こる可能性がある病気です。

一番多い原因は原因不明の特発性末梢性顔面神経麻痺(ベル麻痺)です。

この原因不明の中にも単純ヘルペスウィルスⅠ型がかかわっているといわれています。他の原因は帯状疱疹ウィルスが原因で耳たぶに水膨れ(水泡)ができ、難聴とめまいを伴う場合、中耳炎、外傷、腫瘍(できもの)などがあります。

治療の基本は抗ウィルス薬、ステロイドホルモン剤、ビタミン剤に加えて顔面神経麻痺のリハビリテーションです。

末梢性顔面神経麻痺の治療は初期対応が重要です。また、麻痺の程度(重症度)に応じて追加の治療が必要なことがあります。

その他、中枢性の顔面神経麻痺と言われ、原因が違う場合もあります。

顔の動きに異常を感じた際には早めに耳鼻咽喉科受診しましょう。

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佐賀県嬉野市の樋口病院
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