スーパーやコンビニで様々な種類のヨーグルトが売られているのを目にします。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内細菌の善玉菌が増えるサポートをしてくれています。私たちの腸の中には、数千種類、100兆個以上の腸内細菌が生きていると言われています。

1681年、微生物学の父とも言われるオランダのレーウェンフックが、便を顕微鏡で観察して多数の菌を発見したことから、腸内細菌の研究が始まったそうです。

最近では、検査機器の進歩により腸内細菌の中で、様々な構成する菌の種類や身体の中でどういった働きをしているのかが次第に明らかになってきました。私たちが腸内細菌に対して体内で“住みやすい”環境を与える一方、腸内細菌は、私たちに、排便にも関係する胆汁酸の代謝や、ビタミン合成、病気に対する防御、免疫の調整などをおこなってくれています。

その結果、健康と腸内細菌の関係はもちろん、腸に炎症が起きる炎症性腸疾患などの消化管の病気だけではなく、糖尿病や肥満、免疫の関係する病気や自閉症など、様々な疾患との関連性が明らかとなってきました。パーキンソン病の方とそうではない方とは腸内細菌が異なるのだとする報告もあります。

また、腸内細菌を治療として用いている病気も出てきています。

腸内細菌は様々なもので変化します。環境や加齢、ライフスタイル、その他様々なものが腸内細菌に影響を及ぼすと言われています。

これからも、様々な病気との関連がより明らかとなり、そういった腸内細菌から病気や健康にアプローチする方法も進んでいく可能性があると思います。

MoV Disord 2015; 30: 350-358.

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